河野くん「…ということで、我が社のフレンドリーソイルの紹介を終わります。
ではここで今お伝えしたことについて何でもいいので、周りの方とお話しをしてみていただけますか」
清水課長「うん、いい感じでプレゼンが終わったな。
それに古谷さんに習ったように、バズを使って会話を引き出せてますね」
登場人物
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浜田部長:エコ・フレンドリー社の営業部長 柔和な性格
清水課長:エコ・フレンドリー社の営業課長 物事をスパスパ切るのが得意
大野さん:エコ・フレンドリー社の総務女性 不安性な性格
河野くん:エコ・フレンドリー社の営業担当 広報の腕はピカ一なのだが…
古谷さん:プレゼンテーションアドバイザー 穏和な中にも厳しい言葉が特徴
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河野くん「…ということで、我が社のフレンドリーソイルの紹介を終わります。
ではここで今お伝えしたことについて何でもいいので、周りの方とお話しをしてみていただけますか」
清水課長「うん、いい感じでプレゼンが終わったな。
それに古谷さんに習ったように、バズを使って会話を引き出せてますね」
古谷さん「えぇ、皆さん口々に感想をもらしていますね。
次は清水課長、出番ですからね。
よろしくお願いします」
清水課長「はい、では先に展示ブースに戻って準備をしておきます」
河野くんのプレゼンテーションを見に来た清水課長と古谷さん。
いい感じで終了した河野くんのプレゼンテーションに安心したようです。
バズで会話させた効果もあってか、会場から質問も飛び出しています。
しかも、時間になっても質問の手があがっているようですよ。
河野くん「すいません、ここでの時間が終了となってしまいました。
以降の質問についてはエコ・フレンドリー社のブース内にて個別に承ります。
ぜひそちらへ足をお運び下さい。
本日はありがとうございました」
会場は大拍手。
環境ブームも手伝って、エコ・フレンドリー社のフレンドリーソイルはかなり注目を集めたようです。
古谷さん「河野さん、お疲れ様でした」
河野くん「いやいや、正直かなり緊張しましたよ。
けれど古谷さんに教わった通り、よくうなずいている人を3人見つけてその人達に向かってしゃべったらやりやすかったですね」
古谷さん「ちょっと休憩してから戻りましょうか」
河野くん「えぇ、そうさせてください。
もうノドがカラカラですよ」
古谷さんと河野くんは喫茶のできる休憩コーナーで一休み。
二人ともアイスコーヒーを飲んでから、ブースに戻ってきました。
そこで信じられない光景を目にしたのです。
河野くん「うそっ、なんですかこの人だかりは」
大野さん「あ、河野くん帰ってきた。
まったくどこに行ってたのよぉ」
そこではパンフレットを片手にフレンドリーソイルの説明をしていた大野さんの姿があった。
河野くん「あれ、浜田部長と清水課長は?」
大野さん「奥で商談の真っ最中よ。
すでにこの後商談の予約が5社も入っているんだから。
河野くん、こっちでお客様の対応を手伝って!」
河野くん「はいはい、失礼します。
えーお客様はどのような事をお知りになりたいのですか?」
古谷さん「ここまで効果が出るとは、私もビックリだな。
けれど環境問題ブームも手伝って、今回の工業展示会の目玉商品になることは間違いなさそうだ。
これもみんなのアイデアでつくり出したプレゼンテーションが成し得た成果だな」
古谷さんは忙しく動き回るエコ・フレンドリー社の面々を眺めて、そうつぶやいた。
そして展示会も終了。
古谷さんも交え、打ち上げでみんなで居酒屋へと足を運んだ。
浜田部長「いやぁ、今回の展示会は大成功だったな。
皆さん、お疲れ様でした」
清水課長「こんなに反響があるなんてびっくりですよ。
河野くんのプレゼンの後に商談に来た会社が16社。
そのうち取引できそうな会社が12社。
残りの4社も持ち帰り検討ということだからな」
大野さん「それにパンフレットの要望で名刺をいただいた方は80名くらいですよ。
どの方も冷やかしじゃなく、アンケートに真面目に答えてくれていますからね」
河野くん「前回の展示会じゃ商談ゼロ、名刺も10名ちょっとでしたからね。
とても同じものを扱っていたとは思えないですよ」
古谷さん「これがプレゼンテーションの効果なのですよ。
いくら商品がよくても、その見せ方によって結果は大きく異なります。
どのようにして効果的に見せるのか。
そこさえ間違わなければ必ず結果は出てくるものです」
浜田部長「いやぁ、今回は古谷さんにかなりお世話になりました。
こんないい方に巡り会えたのは、私たちとしてはとても幸運でした」
古谷さん「いえいえ、私は皆さんの持っている力を引き出すお手伝いをしただけです。
何事もチームとして取り組めば、必ず成果は出ます。
チームとは同じ目的、目標を持った組織のこと。
今回は皆さんがチームになったからこそ成し得た成果なのですよ」
大野さん「チームかぁ、いい響きよね。
じゃぁ古谷さんが来る前はチームじゃなかったってことですか?」
古谷さん「えぇ、おそらくは各個人の思いでバラバラに行動する人の集まり。
すなわち単なるグループでしかなかったのですよ。
成果が欲しければ、チームとして行動する必要があります。
プレゼンテーションも一人の人が学び行動しただけでは、ここまでの成果は成し得ませんからね」
清水課長「なるほど、今まで私たちは単なるグループでしかなかったのか。
古谷さんが言われた通り、今回はチームとして一丸となって考え、行動を起こしたからなぁ」
河野くん「だからこんなに成果が出たんですね」
浜田部長「じゃぁ、このプレゼンテーションチームに対してもう一度乾杯しようじゃないか」
大野さん「浜田部長、ナイスアイデア!」
浜田部長「よぉし、みんなグラスにビールを注いで。
ではこのプレゼンテーションチームの今後の成功と繁栄に、乾杯!」
一 同 「かんぱーい!」
こうしてエコ・フレンドリー社のプレゼンテーションは大成功のうちに終了した。
しかしこれはまだ始まりである。
この先、エコ・フレンドリー社もさまざまな商品を開発し、プレゼンテーションを行っていくだろう。
このときには今回得たノウハウを元に、さらなる改善を施したプレゼンテーションを行うことができることだろう。
古谷さんは笑顔で一体となったこのチームを見ながら、そんなことを思っていた。
●今回のポイント
1.ものは同じでも、プレゼンテーションによる見せ方で効果が大きく異なる
2.同じ目的、目標を持った組織がチームである
3.チームで取り組めば、成果は必ず訪れる
プレゼンテーション物語、今回で終了となります。
長い間ご愛読ありがとうございました。
ここでお伝えした内容は、個人で持っておくノウハウではありません。
多くの人と共有し、チームとしてみんなで作り上げていくものです。
ぜひここで学んだノウハウをどこからでもいいから試してみて、そして継続して活用して下さい。
きっと何かが変わっていくでしょう。
それがあなたのプレゼンテーション物語の始まりです。
<プレゼンテーション物語 終わり>
コーチ ユーアンドミー 古賀 ひろのり(オリナスパートナー)
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