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2008年01月17日

【オリナスコラム】プレゼンテーション物語<第14話>発表者一人に任せるな

登場人物

浜田部長:エコ・フレンドリー社の営業部長 柔和な性格
清水課長:エコ・フレンドリー社の営業課長 物事をスパスパ切るのが得意
大野さん:エコ・フレンドリー社の総務女性 不安性な性格
河野くん:エコ・フレンドリー社の営業担当 広報の腕はピカ一なのだが…
古谷さん:プレゼンテーションアドバイザー 穏和な中にも厳しい言葉が特徴

今までの話し合いで、四コママンガを活用して展示パネルを作成することが決定したエコ・フレンドリー社のプレゼン。
そちらの作業の方は着々と進んでいるようですが、ここでまた一つ問題が発生したようです。

浜田部長「河野くん、プレゼンパネルの進み具合はどうかね?」
河野くん「はい、予定通りの納期には仕上がりそうです」
浜田部長「それはよかった。
     実はな、それを見越して来月に行われる工業展示会に出そうと思ってすでに申込みをしたところなんだよ」
河野くん「ということは、いよいよ私たちが考えてたプレゼンテーションがデビューするんですね。
     楽しみだなぁ」
浜田部長「ところでこの展示会では展示事業者が交替で舞台に立って自社商品の発表を行うことができるのだが。
     それで河野くん、君にその発表をやってもらおうかと思ってね」
河野くん「えぇっ!
     ボ、ボクそんなのやったことないですよぉ。
     あ、そう言うのだったら清水課長の方が得意じゃないでしょうか。
     と、うわさをすればなんとやら。
     清水課長、清水課長!」
清水課長「河野くん、どうした。
     それに浜田部長も」
浜田部長「清水くん、昨日話をした工業展示会の件なんだよ。
     あの発表を河野くんにお願いしたんだが、どうも自信が無いようでねぇ」
清水課長「河野くん、ここはやっぱり若手の君がやらないと。
     部長も今回のプレゼンパネル作成の件で君のことを買っているし」
河野くん「あ、いや、でも…
     あ、そうだ。こういった発表は女性がすると華やかですよね。
     どうせなら大野さんにお願いするのはどうですか?」
大野さん「なに、何か呼んだ?」
河野くん「大野さん、一体いつの間に…」
大野さん「まったく、さっきから全て聞いてたわよ。
     ホント、男のクセにだらしないんだから。
     人前で話すことくらい、ビシッとできないの?」
河野くん「うぅん、困ったなぁ…あ、そうだ!
     だったら一つ条件があります。
     ここはひとつ古谷さんに指導をいただけないかと。
     それなら引き受けますよ」
浜田部長「確かにそうだな。
     古谷さんの指導をもらえれば、より完璧なプレゼンテーションになるというものだ。
     よし、早速手配してくれ」

ということでまたまた古谷さんが呼ばれることに。
果たしてどんな指導を行うのでしょうか?

浜田部長「…ということなんですよ。
     ぜひともまた一つお力をお借りできればと思いまして」
古谷さん「なるほど、わかりました。
     人前でのプレゼンテーションについて指導はやりましょう。
     しかしその前にまず皆さんの考え方を改めてもらわないといけませんね」
清水課長「考え方を改める、というと?」
古谷さん「これは前にもお伝えしたはずです。
     こういった技術は一人が学んでもダメなのです。
     それに学んだことをそのまま一人の人が考えてやろうとしてもいいものはできません。
     だからこそチームで学び、チームで話し合い、チームで作り上げていくことが大事なのです」
浜田部長「そうでしたね、うっかり忘れていましたよ。
     今回も全てを河野くん一人に任せようと思うところでした」
河野くん「ということは、今回も前のようにみんなで話し合いをしながら作り上げていくということですか?」
古谷さん「それだけじゃありません。
     最終的には今回は河野さんがプレゼンを行うことになりますよね。
     その話し方を練習する際にチームメンバーからフィードバックをもらうことで、その上達を狙います」
大野さん「あ、それ私得意よ。
     河野くんの悪いところ、ズバズバ指摘しちゃうわよ!」
河野くん「大野さん、いつの間に…最近神出鬼没だなぁ」
古谷さん「あはは、でも大野さんもまだ一つ勘違いをしていますよ。
     フィードバックとは悪いところを指摘する事ではありません」
大野さん「え、違うの?」
古谷さん「はい、フィードバックとは見たもの、感じたことをそのまま相手に伝えることです。
     もちろん悪いところも伝えますが、それよりも重視して欲しいのはよかったところです。
     欠点を直すよりも良いところを伸ばした方が、結果としてはとてもいいものに変わりますからね」
浜田部長「そうだな、それが人を育てる基本でもあるからな。
     よしわかった、今回もこの四人でチームを組んで古谷さんからプレゼンテーションの時の話し方について学んでいこうじゃないか」
清水課長「はい、わかりました。
     じゃぁ早速取りかかることにしましょう」
古谷さん「では早速どのようなスケジュールで指導していくのか、それを考えていきましょう」

古谷さんは早速ホワイトボードの前に立ち、会議室に集まった四人のメンバーから意見を聞きながらスケジュールの作成を始めました。
四人のメンバーは積極的に発言を行い、話し合いによる効果の高さを実感することになりました。


<続く>


●今回のポイント
1.プレゼン発表は発表者一人が作るものではない
2.どんなことでもチーム全員が学び、考え、話し合って作り上げていく
3.フィードバックは良いことも悪いことも、見たままを相手に伝えること


こうしてまたまた四人のチームでプレゼンテーションを作り上げる作業を行うことになりました。
さて、来月の工業展示会では一体どんな発表が見られるのでしょうね。
そして古谷さんからはどんなことを教えてもらえるのでしょうか。
それは次回のお楽しみです。

 

コーチ ユーアンドミー 古賀 ひろのり(オリナスパートナー)
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【オリナスコラム】コーチングコラム<第38回>人にレッテルを貼っては…いいんです!

そんなバカな…

「え、普通は人にレッテルを貼ってはいけませんっていいますよね。
コミュニケーションのプロがそんなバカなことを言っていいの?」
いえ、これがいいんですよ。
皆さん、「人にレッテルを貼る」というと通常はあまりよくない事をさしますよね。
例えば「あの人は頑固なんだから」とか「○○さんは性格が暗いんだから」なんていう感じで、どちらかというとネガティブなレッテルを貼ることが多いのではないでしょうか。
これを別名「色眼鏡」ともいいます。

あなたが赤い色のメガネをかけて人を見れば、どの人も赤色に見えちゃう。
本当は別の色を持っているのに。
私も人にコミュニケーションを指導するときに「先入観をはずして相手を見なさい」ということを伝えています。
なのにどうして「レッテルを貼ってもいい」なんて言っているのでしょうか?
実はあるレッテルを貼ると、目の前にいる人の能力が怖ろしいほど伸びちゃうこともあるんですよ。
一体どんなことなんでしょう?

 

レッテルの質を見ろ

先ほどもお伝えしましたが、通常レッテルというとネガティブなものが多いですね。
ですがここでちょっと視点を変えてみましょう。
相手に対してポジティブで前向きなレッテルを貼ってみたら、あなたやあなたの周りはその相手をどのように見るでしょうね?
例えば私が講演で「ここにいるみなさんはとても前向きですね」という言葉を伝えたとしましょう。
さて、どんな気持ちになりますか?
実はこれと同じ事を、海外で大人気のブライアン・トレーシーの講演会で私も言われたのです。
「この会場にいる方は成功する要素を持っている」
そんなことを言われると、当然うれしいですよね。
うれしいだけでなく「自分には成功する要素があるんだ!」なんてことを思ってしまうわけですよ。
そうなると、自分の意識や行動も変化するのです。
もちろん、良い方向に。
レッテルを貼る、というのはこういったポジティブメッセージを伝えることなんですね。

 

ほめることもレッテルの一つ

このポジティブメッセージのレッテル、実は私たちはあまり意識せずに今までも使っていたんですよ。
例えば子どもがテストでいい成績を取ってきたときのほめ言葉。
「うわぁ、今回はなかなかいい出来だったじゃない。あなたってやればできるんだから」
ほら、今レッテル貼ったでしょ。
「あなたってやればできる」って言葉。
あれもポジティブメッセージのレッテルの一つです。
こういったポジティブメッセージのレッテルは、一回では効果はありません。何度も何度も同じ言葉を伝えることで、相手は徐々にその気になってきます。
コーチングでは「ほめる、認める言葉は繰り返し行う」ということを指導することが多いです。
これは何度もこういったポジティブメッセージのレッテルを貼ることで、相手を完全にその気にさせてしまう効果があるのです。
是非あなたもポジティブメッセージのレッテルを貼ってみてね。

コーチ ユーアンドミー 古賀 弘規(オリナスパートナー)
info@c-youme.com

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