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オリナスコラム「谷口行利のマネジメントカフェ~小田和正氏と2007年問題!」

暑い暑いといいながら、もう一月も過ぎれば、秋の気配・・・。秋の気配と言えば、一世を風靡したオフコース(1969年結成、1989年解散)のリーダー小田和正氏の名曲。私も、高校生の頃、よく聴いたものです。
小田氏は1947年9月20日生まれの彼は誰しもが認めるJ-POP界の大御所で、1947年から1949年までに生まれた「団塊の世代」。

 ところで、この1947年生まれの世代は第一次ベビーブーマー世代で600~700万人いるらしい。横浜市の約340万人。大阪市の約260万人を足してようやく600万人。

 今、団塊の世代の定年退職が始まる年が2007年を指して、「2007年問題」と言っている。これは、以前、西暦2000年問題があった情報システムやコンピュータシステム面で、”団塊の世代の経験とノウハウで運用されてきたシステムが今後も正常に稼動を続けられるか”という問題点らしいのだが、どうやら、コンピュータの世界だけの話ではないようだ。

 2007年問題が企業の存続についての命運を握っているということを忘れてはならない。
 2005年版『ものづくり白書』(経済産業省、厚生労働省、文部科学省の共同編集)では、初めて2007年問題を触れている。熟練した社員の一斉退職を間近に迎え、全産業で技能継承に危機感を感じている企業は22.4%でこれが製造業になると30.5%となっている。
  
 技能継承も、不測の事態のマネジメントも、日本の美徳でもあるもったいない精神も、おもてなしの心も、彼らが受け継いできた日本の強みの喪失となるのか・・・会社や地域社会が大変な危機感を抱き始めた。

 横浜市と大阪市の人口すべてが無期限の悠々自適の引退生活!
”大変お疲れ様でございます”と申し上げたいところであるが、今の日本にそんな悠長なことは言ってはいられない。本当に、特に大卒の就職戦線は”売り手”市場になってしまい、中小企業は人材獲得が大変になっている。

 ところで、そんな時代を背景にし、高年齢者雇用安定法が改正され、平成18年年4月1日より、高年齢者の定年を65歳に引き上げることが義務づけられている。一定の期間を経て、段階的に定年を65歳に引き上げていく必要があるのだ。
 中小企業の経営者の皆さん。退職金を払った上に”これは大変だ”と思う前に、彼らの技能やノウハウを”どう活かしていくか”を考えたいもの。
  
 私の存じ上げている中小企業は人事制度に、技能スペシャリストの方を重用する匠コースというのを設けた。これは定年前も後にも活用ができる制度になる。賃金と年金と高年齢雇用継続給付の併用が説明できれば、相対的に低い賃金で、優秀なブレーンが手に入ると考えていこう。

 ところで、小田和正氏の話に戻らせて頂く。
彼は昨年2005年6月に、約5年ぶりのオリジナルアルバム「そうかな」を発売した。タイトルがよくわからない、意味不明というか、奇抜だ!団塊の世代は、2007年に”引退”という社会の一般論に、やんわりと揶揄しているというふうに私は受け止めた。果たして、このアルバムは売れたんだろうか?
 
 いずれにしても、団塊の世代が引退するにはまだ早い・・・企業も地域社会も、社会の先輩方に敬意を表し、どう役割参加をして頂くかに腐心しようではないか。

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