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株式会社オリナス: 【オリナスコラム】これからどうなる?企業のプレゼンテーション<第20回>限りなく、成果を求めて!

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【オリナスコラム】これからどうなる?企業のプレゼンテーション<第20回>限りなく、成果を求めて!

  秋になると、展示会が増えてきます。常連のIT産業やギフト産業だけでなく、最近では農業分野それもプロ農業者が出展するアグリフードEXPO2007~プロ農業者たちの国産農産物・展示商談会といった注目分野も出て参りました。

 ところで、この展示会で経費をかけてブース(小間)を設け、商品を展示展開し、数日間、自社の社員がそこに常駐し、また、アンケート獲得や動画やパワーポイントによる事例をプレゼンテーションしてもらうために、人材派遣会社にプロモーション人材の派遣を頼む・・・その経費は相当なものです。ちなみに、2007年2月のレポート「こうすれば、成果があがる。展示会プロモーション戦略!~アピールし、数字を得、人づくりの場として積極的に活用」で概算目安は例示しています。
 ここで、重要なことを確認してみましょう。展示会に出展する基本姿勢は何でしょうか?あるいは、自社の社員は何を考えて行動するのでしょうか?それは、あくまで、業績(成果)を作るためであり、自社の社員は、展示会で見込みとなるお客様を見つけ出し、引合い獲得ないしは成約になるように説得することでしょう。 

 目標を明確にして、自社そして商品やサービスが提供する価値をお客様の視点でプレゼンテーションし、お客様を説得すること。つまり、売るためのセールスストーリーにまで落とし込み、ロールプレイングで研ぎ澄ますことが大事でしょう。ブースに立ち寄り、関心を持って頂いたお客様のためになる価値を懸命に伝える・・・そのために、お客様の会社のことやニーズを聴き出すためにどうするか、どのように伝えると効果的か、などを「お客様の問題を解決し、説得する個別プレゼンテーションシナリオ」に落としこみ、それをお客様側とセールス側に分かれて実践するワークショップを繰り返すのです。その風景をビデオで撮影して、フィードバックして協議するとさらに効果的です。

  参考例として、PDA(ハンデイな携帯PC)を利用した人材派遣運営管理システム(レンケイ)という商品に対する見込み客をクロージングしていくかのシナリオをご用意しています。ご希望の方は”参考例を送れ”とご遠慮なくお申し付け下さい。

あなたの会社の商品やサービスではどのようにシナリオを描き、そのシナリオを演じきれるでしょうか?特に、BtoBのお客様は、提案に価値がないと聴いてはくれません。これは、相手に“ウン”と言わせる説得のための交渉であり、真剣勝負です。

 

■ これからどうなる?企業のプレゼンテーション<第19回>自社のマーケティングセンスを客観的に見つめてみよう」

 

 自社そして商品やサービスをプレゼンテーションする場合に陥りやすいことは、プレゼンテーションが自社に好都合で、我田引水に過ぎるということではないでしょうか。自社はどんな会社であり、お付き合い頂くとどういうメリットがあるのか、商品やサービスの市場でのポジショニングや優位性そして価値工学(VE)の視点でみて、的確にお客様へのアピールができるかどうかが重要です。VEとは、(社)日本バリューエンジニアリング協会によれば、「製品やサービスの価値を、それが果たすべき機能とそんためにかけるコストとの関係で把握し、システム化された手続きにより、価値の向上を図る手法」と定義され、式1となります。

 

 <式1>  価値(Value)= 機能(Function) / コスト(Cost)

 

 VEは、「使用機能」と「魅力機能」に分かれ、「使用機能」は「基本機能」(=一次機能)と「補助機能」(=二次機能)があります。そして、「魅力機能」はその商品にデザインや外観などをより良くみせるための働きのことです。

 例えば、携帯電話の例で考えます。基本機能がハード面では通話・通信品質やバッテリー時間などのスペックなど、ソフト面では通信・通話料でしょう。そして、その基本機能を付属的かつ補完的に助けるのが、補助機能です。ワンセグTVが見れたり、豊富なゲーム・コンテンツや動画や静止画の撮影機能が付いていることなどでしょうか。魅力機能としては、パーソナルカラーが選べるカラーバリエーションやデザイン、コンパクト性などでしょう。  次に「コスト」は①開発・設計コスト、②購買・製造コスト、③販売管理コスト、④使用廃棄コストなどを含む総合コストです。消費者ならば、①購入コスト、②維持コスト、③買い替えや処分コストなどでしょうか。

 

 特に、プレゼンテーションの最重要ポイントは、ターゲットとするお客様の価値を自社の商品やサービスで高めることです。式1の式を見ながら、価値を高めるためには、下記の4点が考えられるでしょう。 

  機能は一定、コストを下げる、 コストは一定、機能を上げる、 コストは増えるが、機能はそれ以上に上げる 、機能が上がる、一方、コストも下げる

 いずれにしても、自社そして自社の商品やサービスをプレゼンテーションすることを考えますと、とかく、プレゼンテーションでの話し方や立ち居振る舞いが素晴らしいとか、プレゼンテーションソフトの使い方が優れている、さらには、ビジュアルかつよくまとまっていてわかりやすいといった表現方法やスキルを高めることに向かいます。それはそれで、否定もできない事実ですが、今回のVEの視点を含めて、自社と自社の商品やサービスを通じて、お客様のお役に立つという根本は何も変わらないのです。

 

 最後になりますが、貴社のマーケティングセンスが1分間でチェックできるオリナス「マーケティングセンスチェックリスト」(http://www.orinas.co.jp/n-marketing/)をご用意しています。ワークショップや社内会議などで改善・改革行動につなげていただけると幸いです。

(by 21世紀経営クラブ ㈱オリナス 谷口行利)

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